Friday, 08 Mar 2024
今日、ファッション産業は世界最大の産業のひとつであり、約79億人のニーズを満たしている(出典:国連)。大量生産システムは、繊維廃棄物の増加に影響を及ぼしている。毎年、未使用の衣服の85%が埋立地に捨てられていると推定されている。
グローバル・ビジネス・コミュニティの一員として、Jトラスト銀行はインドネシアを含めてファストファッション産業の成長に伴って環境に悪影響が及んでいることを認識している。 ファッションにおけるライフスタイルや嗜好の急速な変化により、繊維廃棄物はプラスチック廃棄物に次いで海洋で2番目に多い汚染物質となっている。
こうした動きを受け、Jトラスト銀行は2024年3月5日から7日にかけて、南ジャカルタ市労働・エネルギー・移住小局及びファッション・アップサイクルの活動家セタリ・インドネシアと共同で、「総合起業家育成のための協働研修-繊維廃棄物処理のビジネススキル-」を開催した。
当研修は、南ジャカルタ労働・エネルギー・移住小局長のFidiyah Rokhim氏によって開会された。Fidiyah氏は挨拶の中で、廃棄物、特に繊維廃棄物の管理における革新性と創造性が重要であることと、起業界における新たな機会としてのアップサイクルファッションを追求することを伝えた。
大半が在宅縫製業の女性である30名が参加したこの研修の目的は、女性起業家が家庭経済のヒーローになることを支援するだけでなく、事業活動から生じた布の廃棄物や残留生産物の処理に責任を持つことで、環境保全の精神を養うことである。
トレジャリー・金融機関担当EVPのNovy Angela Andow氏は挨拶の中で、縫製業の経営者の創造的な手によって、生地の廃棄物はすぐに使える製品に再加工することができ、インドネシアの廃棄物問題の解決策のひとつになると述べた。Jトラスト銀行はインドネシアの女性中小企業の発展を全面的に支援している。