ジャカルタ、2025年7月10日 – 株式会社Jトラスト銀行インドネシア(Jトラスト銀行)は、バンテン広場とA.A.マラミスビル周辺地区の整備・統合計画を支援します。本計画は、ジャカルタ首都特別州政府とインドネシア共和国財務省の連携事業として実施されます。資金は地方行政予算(APBD)を用いず、Jトラスト銀行が拠出する容積率(KLB)の超過補償金によって賄われます。整備は2025年7月に着工し、2026年3月の完了を予定しています。
この整備計画は、バンテン広場とA.A.マラミスビル周辺の緑地を一体化させ、ジャカルタの公式な歴史的地区(フォーマル・ヘリテージ・ディストリクト)を形成する枠組みとなることを目指しています。
バンテン広場とA.A.マラミスビル周辺地区を結ぶ回廊に適用されるデザインアプローチは、二つの歴史的拠点を繋ぐだけでなく、この地区を活動的で教育的、かつ歩行者に優しい都市空間として活性化させる統合ゾーンを創出します。これにより、地区の統合は単なる物理的なものに留まらず、人と歴史的空間との関係を再構築するものとなります。
さらに、本計画では歩行者を都市空間の主役と捉え、デザインに反映させます。その戦略の核となるのが、Niek De Boer氏が提唱した「ボンエルフ」(シェアード・ストリート)の概念です。これは、車両と歩行者を厳格に分ける境界を取り払う道路システムです。
縁石や車線で明確に分ける代わりに、空間全体を一体的に設計することで、安全で快適、かつ多様な社会活動に開かれた歩行体験を創出します。このデザインは歩行者と自転車利用者を優先し、緑陰樹、ベンチ、車両の速度を抑制する模様を施した路面といった要素を取り入れます。これらの要素は、車の速度を抑えるだけでなく、誰もが利用しやすい共有空間としての印象を一層強める効果があります。